全国研究会役員の紹介
あおぞらプラン
「今日は自分が運転していくよ。」
「今日は自分が運転していくよ。」
「今日は自分が運転していくよ。」
Tsubasa Plan National Study Group
Tsubasa Plan National Study Group
「免許取得が文化になる -あたりまえへのアクセスを支える- 」
全国研究会について
「運転免許 つばさプラン」®全国研究会 立ち上げに向けて
平成17年度に施行された「発達障害者支援法」が10年を経過し、時代の変化に対応したよりきめ細かな支援が求められて来ました。その結果、「発達障害者支援法の一部を改正する法律」が平成28年5月に成立し、同年8月1日から施行されています。
この法律の目的に、切れ目なく発達障害者の支援を行うことが特に重要であること及び障害者基本法の基本的な理念にのっとり、発達障害者が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営むことができるようにすることが明示されています。
この「日常生活又は社会生活を営む」ということはどのようなことをいうのでしょうか。それは、ライフスキルと呼ばれるもので、朝起きて、食事をして、着替えをして、外出し、仕事をし、余暇を楽しむなど健常な人たちが普通に行っている活動のことを意味します。
しかしながら、障害のある人たちはそのような生活を営む際に何らかのハンディを生じます。
そもそも「障害」というのは人にあるものではなく、人と社会との壁を意味します。
具体的には、脊髄損傷によって下肢にマヒが生じた場合、車いすを使うことになりますが、段差があるところは移動が困難となります。
しかし、スロープやエレベーターを使うことによってその壁は取り除かれます。
ところが、発達障害者はその壁が見えにくいため、学校教育時代には「勉強を怠けている」「落ち着きがない」「わがままで自分勝手」などのレッテルを貼られていました。
車椅子の人が社会生活を営む上で、職場への通勤や遠方への買い物、家族の送り迎えなどで自動車の運転が必要になった場合、彼らが運転できるように自動車を改造することによって免許を取得することができます。発達障害者も同様です。
社会的障壁を除去するためには発達障害に特化した専門的支援を必要とします。
そのような中、今回意識の高い自動車教習所が中心となって発達障害者の自動車運転免許取得のために「つばさプラン全国研究会」が発足されたことは、多くの発達障害者や軽度知的障害者にとって福音となることでしょう。
この研究会をベースに、日本中の自動車教習所にこのような素晴らしい研究会の参加教習所が広がっていくことによって発達障害者の社会参加が広がり、社会との壁を取り除く一助となることを期待しています。
早稲田大学
教育・総合科学学術院 教授
運転免許つばさプラン全国研究会
顧問・スーパーバイザー
梅永 雄二
全国研究会・設立の経緯
〜 発達障害者の教習に関するパイロット事業について 〜
鹿沼自動車教習所の専務であった古澤(現:社長)は、現代において増加している引きこもりやニートの若者に目を向け、当時、宇都宮大学で発達障害を専門に研究を行っていた梅永雄二教授(現:早稲田大学)と協議を重ねる中で、こうした若者たちの中には発達障害がある場合が少なくないことがわかってきました。こうして、宇都宮大学との共同研究事業として、発達障害者の免許取得に関するパイロット事業を行うこととなりました。
研究を進める過程で「栃木県若年者支援機構」代表中野謙作氏や「NPO法人CCV」代表福田由美氏、「LD等発達障害児者親の会ゆずりは」代表石原葉子氏といった、栃木県内の支援団体と協力するようになっていきました。さらに、全日本指定自動車教習所協会連合会では、教習所における障害者施策の推進の一環として先駆的な試みを行っている鹿沼自動車教習所の取り組みに注目、「発達障害者の教習に関するパイロット事業調査研究委員会」を設置し、3年に渡り調査研究を行って参りました。
パイロット事業参加者50名のうち、46名が運転免許を取得することができました。
この調査研究事業を終え、2014年つばさプランが誕生し、これまでに170名以上の方が運転免許を取得しています。
(2018年9月現在)
2011年(平成23年)9月
2012年(平成24年)3月
2014年(平成27年)1月
2014年(平成27年)4月
2016年(平成28年)3月
2018年(平成30年)5月
2018年(平成30年)6月
宇都宮大学との共同研究事業として、発達障害者の運転免許取得支援を開始
全日本指定自動車教習所協会連合会による
「第1回発達障害者の教習に関するパイロット事業調査研究委員会」開催
第7回調査研究委員会開催
つばさプラン誕生
全日本指定自動車教習所協会連合会による
「発達障害者の教習支援マニュアル作成委員会」に鹿沼自動車教習所は事務局として参加
運転免許取得者153名となる
発達障害者運転免許取得支援システム「運転免許 つばさプラン」全国研究会 設立総会開催
全国研究会役員
「新しい社会の動きにセンシブルな人たち」
会長 理事
古澤 正已
株式会社鹿沼自動車教習所 代表取締役
副会長 理事
永田 佳子
株式会社熊本KDSグループ
KDS熊本ドライビングスクール
KDS菊池自動車学校 代表取締役
監事 理事
加藤 光一
株式会社TDGホールディングス
ほめちぎる教習所伊勢 代表取締役社長
監事 理事
前原 敏文
株式会社瀬田月輪自動車教習所
月の輪自動車教習所 代表取締役
理事
田村 光
株式会社高田自動車学校
陸前高田ドライビング・スクール
遠野ドライビング・スクール
山形最上ドライビング・スクール 代表取締役
理事
小林 群司
太陽グループ自動車教習所
日進自動車教習所
三郷自動車教習所
行田自動車教習所
八潮自動車教習所 代表取締役
顧問
梅永 雄二
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
顧問
水内 豊和
島根県立大学 人間文化学部保育教育学科 准教授
顧問
福田 由美
NPO法人CCV 理事長
顧問
桑澤 一郎
株式会社茅野自動車学校 代表取締役
顧問
齋藤 大地
宇都宮大学 共同教育学部 助教
顧問
高橋 幾
早稲田大学 非常勤講師
公認心理士